ぶちぶち日記 -3ページ目

ファン感謝の集い

ぎっくり腰で、参加できなかった私は筆頭負け組。。。


参加した人たちの報告を読むと、皆さん楽しまれたようです! うらやましい! ファンと一緒にドッヂボールをする選手なんて、見ようったって見られるもんじゃありません。 おまけに、エキシジション・マッチでは、あの辻さんが登場したというじゃありませんか。 ナベQ2軍監督が投げて、辻さんがヒットですって? 夢まぼろしでも見られないような光景です。 


そして、大成、犬伏などの引退する選手たちが、最後のユニフォーム姿を見せてくれたとのこと。 その場にいたらきっと、泣いちゃっただろうな。。。 スポーツニュースでちらっと映った豊田の笑顔。 残留だからの笑顔だと信じたい思いで見ました。 


いろいろ想像していたら、泣けてきました。 


年齢や故障や不調など、来年活躍できない選手もいることでしょう。 でも、私にとって今いるライオンズの選手はひとりひとりが大事な人たち。 喜びや悔しさや歯がゆさを一緒に味わった仲間です。 勝つことが至上の目的ではあるけれど、そのために選手をとっかえひっかえしたいとは思いません。 願わくば、ひとりとして欠けることがないように。 不可能とは解っていても、そう願わずにいられない自分を強く意識する今夜です。

ぎ、ぎっくり腰?

お風呂に入ろうと、靴下を脱ぐ。 何かに気をとられて妙な体勢になる。 きくっ! 


魔女の一撃!というほどの衝撃はないので、軽症と思われますが、用心しながらそろおりそろおりとしか動けません。 足を片方づつ上げるのも、結構苦労。 下着をはくのに1分以上かかっちゃった。 


じっとしているならラクかといえば、さにあらず。 微妙な角度を保たないと、左腰から左ももにかけて痛みが走ります。


よって、もう寝る!

相性が悪い?本

14日から読み始めたのに、いまだに100ページにたどり着かない、苦しい読書をしていました。 


殺された女性記者の婚約者と秘密の恋人が、犯人を突き止め復讐する話です。 つまらない話ではないのに、どうしても集中して読めません。 もう、降参。 いつかまた、私のコンディションが良い時にめぐり会えますように。 昔、「羊たちの沈黙」がどうしても読めず、1年放置したら夢中で読めちゃったということがありました。 この本もそうだといいな。


先日日本テレでやっていた改悪版「理由」(宮部みゆき原作)。 放送の当日だったか前日だったか、図書館でたまたま目にとまり、時間があったら再読しようと借りてきていました。 1時間ほど前に読み始めて、もうすぐ100ページ目に突入です。 「東京都江東区高橋二丁目の警視庁深川警察署高橋第二交番に、」という漢文かと思うような漢字だらけの1行目から、すぅっと入り込めました。 やっぱり相性かなぁ。。。 

黒豆そば粉パン

山形土産のそば粉を使って、ランチにそば粉入りのパンを焼いてみました。 貰った日に蕎麦がきで楽しんだ残りです。 使ったのは50g。


醗酵いらずのクイック・パン 」のレシピをほぼ忠実に(黒豆が1.2倍ほど)なぞってみたのですが、おいし~く焼けました! 市販の煮豆を使ったし、醗酵なしの混ぜるだけパンなので、1時間かからず! 油も卵も不使用。 手も汚れません。


まだふんわり湯気の立つパンは、外側が少しかりっとして、中はほっくり。 できてる黒豆って、私にはいつも甘すぎに感じられるのですが、パンのおかげでふんわりしたやさしい甘さ。 上に振りかけて焼いたそば粉が香ばしく香って、さらにおいしさアップ。


気に入っちゃったなー♪

醗酵いらずのクイック・パン / 藤田千秋

最近、ちょっとパン作りにはまっています。 醗酵だのベンチタイムだの、「待ち」が苦手な私には向かない、向かない! でも、ベーグルを焼いて、醗酵した生地のふんわりすべすべや~わらか!な手触りに魅せられてしまいました。 醗酵結構! 待ち時間結構! ワクワクしながら、待とうじゃないか!


とはいうものの、急いでパンが欲しい時って結構あります。 そんなとき、混ぜて焼くだけのパンってホントに便利です。 本書には、いろいろな雑穀類を使ったパンや、野菜類たっぷりのパンがたくさん載っています。 スーパーで買えないような材料は使われていないのもうれしいし、基本の材料が常備しているものばかりなのもうれしい! 簡単なのにおいしい(できたての幸せ)なのが、何よりうれしい!


一番気に入ったのは、最後の章「パンがわりの健康スナック」のページです。 オートミールたっぷりの「雑穀バー」(おいしかった! 食物繊維たっぷりで、ベンピくんに効いた!)、野菜ジュースで作る「野菜クラッカー」、甘さ控えめカロリー控えめ食物繊維はたっぷりの「チョコオーツビスケット」など、デイリーのヘルシーなおやつ(軽食にもね!)が目白押しなのです。


村上祥子さんの「まぜて・焼くだけ・パン」と良く似た構成ですが、最後の章がこちらのみ。 その分というわけじゃないでしょうが、お値段が1400円。 村上本は780円。 ビンボーなので、村上本を購入し、藤田本はただいまがんばってメモしてます。。。

シャープ! 複雑な胸中。。。

もう数年来観たくて観たくて仕方がなかった英国のTVシリーズ「炎の英雄 シャープ」。 英国版DVDがアマゾン等で買えるものの、お金の問題やリージョンの問題もあり、ぽちっとしかけては踏みとどまっていました。


けれど、12月になんとスカパーで放送するのです! チューナーとアンテナに3万円、工事費用が2万円、入会金に月々の契約料が5000円弱(と、何故か思い込んでいた)と、ビンボーな私には高値の花だと思って諦めていたスカパーで、です。 


しかし我が家には、WOWWOWやスカパーなどにお金を使うことを嫌がる家族がいるのです。 NHKのBSは辛うじて導入していますけれど。


が、先日「チューナー購入(sony製 10,800円)で取付け工事無料!」というYAMADA電機のチラシを発見してしまいました。 これも1年以内の解約だと工事費1万円ほどを徴収されるようですが、設備は手元に残るわけですし。 喧嘩を恐れず家族を説得する価値がありそうです。


チラシを手に、恐る恐る申し出てみたら、驚いたことにすんなりOKが! 


喜び勇んでいろいろ調べたところ、工事はスカパーがやってくれるらしく、どこでチューナーを買ってもよろしいらしい。 他のお店も回ってみたら、コジマで同一のものが8,980円でした! おととい、ついに購入して昨日スカパーに工事依頼の連絡を入れたのです。 るん♪


今朝、ネットに接続して呆然。 「たのみこむ 」での投票が功を奏し、DVDの発売が決まっているじゃないですか! TV放送とDVDのどっちがいいかって、そりゃDVDに決まってます! 我が家のビデオデッキは古くてきれいに録れない、観られない。 録っても観れば観るほど画質が劣化する! DVDのプレーヤーはまだないけれど、とりあえずパソコンで観られるし、いずれプレーヤーは買えるはず。 


でも、お値段が! あまりに! 高すぎる! 46,305円。 安いHDDレコーダーが買えちゃう。。。


スカパーで観て、録画して、一応目的は果たせます。 でも、DVDのほうが永くきれいに楽しめます。 でもでもDVDは高価すぎで、スカパーのほうがお財布に優しい。 私が買えるようになるまで、DVDは残っているでしょうか。


観られる喜びの大きさと、残るものの段違いの差(これまた大きい!)に心は千縮に乱れるばかり。 内容がない、只のグチを長く書いてしまいました(すみませんねぇ)が、グチなんてだいたいこんなもんです。 はぁー。


チャイナタウン / S.J.ローザン

どこか毛色の変わったミステリでした。 中国系の若い女探偵リディアと、白人の中年探偵ビル。 それぞれ独立した事務所を持ち、手が足りない時にお互いを雇いあっている様子です。 お互いに好意は抱きながらも、ビルは願いとは別に強く押さず、リディアは強めのガードを固める微妙な距離感。 気持ちをさらりと口にしながら押し付けがましくないビルの口説きは読んでいて楽しい、というか言われてみたいと思ってしまいます。 中国人の考え方から、リディアの母親に嫌われている様子が会話から伝わり、それでもメゲないビルがけなげで仕方ありません。 リディアは、この関係をいつまでこのまま保つつもりなんでしょう?


中国人社会で起きた陶器の盗難事件を調査する過程で、生活習慣から考え方など、さまざまな違いが描かれて、とても面白く読めました。 痛めつけられたリディアを癒す漢方のガオ老人など、次作以降の登場を期待してしまいます。 リディアの語りからは、誇りや強がりや弱音が次々に飛び出し、女であることや探偵であること、中国人であることが彼女にとってどんなことなのか教えてくれます。  


謎解きの楽しさより、二人の個性をじっくりと楽しみました。 行く末も気になります。 シリーズになっており、交互に主人公となるらしいので、次はビルの内面を知ることができそうです。 楽しみ!

トラベリングパンツ / アン・ブラッシェアーズ

元気一杯の女の子4人が、誰にでもピッタリよく似合う魔法の「ジーンズ」(と呼んではいけないらしい)を郵送しあいながら過ごす夏休みのお話です。 生まれる前からの友達みたいな(母親同士が妊婦教室で知り合った)4人が、初めて離れてすごす長い夏休み。 素敵な思い出を作ることを誓い合い、それぞれが過ごすべき場所へと散っていくのです。。。


正直、ストーリーに目新しいものはありません。 友情、生と死、恋、勇気、家族に関するエピソードはだいたい想像がつく展開です。 けれど、なぜかおもしろい。 引き込まれて読みました。 誰しも、4人の誰かに自分を重ねたり、思い当たるエピソードがあったりするのではないでしょうか。 普遍的なことが、ストレートに訴えてくる魅力を感じました。


ティーンズ向けらしく、装丁がとてもきれいで可愛らしい。 その段落の主人公の顔がイラストで示されていたり、心をくすぐるちょっとした仕掛もほほえましく感じられました。 あと2作でているそうなので、全部読んでみよう! 映画「旅するジーンズと16歳の夏」の原作です。

はなうた日和 / 山本幸久

互いに小さな繋がりをもった短編集。 舞台は世田谷線沿線の町。 幸せというにはささやかすぎるような、小さな出来事たち。 でも、そこには確実に微笑まずにはいられない人々がいるのです。 癒しでもない、心の栄養なんてもんでもない、酸素バーのような読後感。


「笑う招き猫」のほうが、パワーはあったかな?

その名にちなんで / ジュンパ・ラヒリ

父親の生涯の転換点となった事故にちなんでつけられた、異国の名前。 「ゴーゴリ」という名のインド系二世の少年とその家族の、いわば大河小説です。

 

彼らが生きるのは、アメリカの地。 因習の国インドの習慣をまとう親世代と、アメリカ人として生きる二世世代が互いに抱く、違和感のようなもの。 愛し愛されながらも、そこに横たわる溝。 少年が疎んじるようになる名前を象徴的に使って、淡々と、しかし染みとおるような細やかさで書き連ねられています。 なんとも不思議なのです。 まるで神が書いた観察日記のように、遠いところから書き留めただけのような文章なのに、登場人物たちの心が手に取るように伝わってくるのです。 


素晴らしい原文なのでしょうが、翻訳者の仕事が、そのテイストまでも見事に訳出しているのではないでしょうか。 あとがきによると、原文はすべて現在形で書かれているそうです。 なるほど、独特の印象はここからくるようですが、それを上手に日本語にしたものです。 翻訳は小川高義さん。 覚えておかねば。


深く悩み続けるわけではないけれど、折に触れ顔を出すアイデンティティの問題。 ゴーゴリが、その拠って立つところを見つけるまでの、忘れがたい道のりにしみじみ感動した一冊でした。