女王様と私 / 歌野晶午 | ぶちぶち日記

女王様と私 / 歌野晶午

妄想の中で、小学生の女王様に罵倒されながらもデートらしきものをしてヨロコんでいる○歳のおたく引きこもり。 特殊な表記で表現されるイマドキの若い子との会話に、そこはかとなくイライラしながら読みました。 途中何度止めようと思ったか。。。


ようやっと事件が起き、おたくが成長していくのかと思いきや。。。 えぇ!と驚き。 こうなっちゃうのか。。。 「葉桜~」以降、驚かせ方がある意味ワンパターン化している気がします。 本当の意味では驚けなくなりました。 


気持ちの悪い話が気持ちの悪い結末を迎え、読後感も気持ち悪い。 重いため息が出ました。 ゆえに、ある意味良くできた小説なのかもしれません。 現実逃避をしたくなることはよくあることですが、犯罪に至るほどの逃避というのは、こんな感じなのかも? うへー。