炎の英雄シャープ 第1話 〔ドラマ〕 | ぶちぶち日記

炎の英雄シャープ 第1話 〔ドラマ〕

渇望していたシャープシリーズを観ることができました。 うれしい。。。(ToT)


ナポレオン戦争の時代、孤児院育ちの一兵卒が手柄をきっかけに将校に取り立てられ、次第に実力を発揮していく物語です。 原作はバーナード・コーンウェル。 当時の戦争のあり方、階級のこと、人々の意識、そして軍隊で生きることについてなかなか興味深く描かれています。 女連れで転戦する様子とか、財政難で戦死者からの盗みも普通であることとか、時代によって戦争もいろいろなんですね。


さて、第1話は「Sharpe's Rifles 第95ライフル部隊」(1993)。 抜擢されて初めて部下をもつ身となったリチャード・シャープの最初の成長物語です。 


のっけから総スカンをくらいます。 当時、将校になれるのは原則として貴族のみ。 したがって、同じ身分出身の上司など、はなっから認めるつもりがありません。 シャープはシャープで、ハリネズミみたいにとんがって、意地でも上司としてのプライドを保つべく各種実力行使に及びます。 


しかし、シャープを認める人々のさりげない助言により、少しずつ築かれていく信頼関係。 結束とか絆というにはまだまだながら、互いに一目置いていく姿を見ているのって、幸せです。 


もうひとつ。
戦争ものですから、当然戦闘シーンがたくさんあります。 うれしいのは、昨今はやりのワイヤーアクションなんか、影も形もないことです。 いくら身体能力に優れているという設定でも、重力を無視して飛び回られると、非常に萎えますから。。。


主演のショーン・ビーン目当てなわけですが、ドラマとしても安心して楽しめました。 来週が楽しみ。 ていうか、今週は再放送とビデオ三昧になりそうな予感です。