夢のチョコレート工場 [映画] | ぶちぶち日記

夢のチョコレート工場 [映画]

ロアルド・ダール「チョコレート工場の秘密」を1971年に映画化したものです。 ティム・バートン&ジョニー・デップ版「チャーリーとチョコレート工場 」の先輩。 スカパーのおかげで、いいものを観られました。


いきなり比較しちゃうのもどうかと思いますが。。。
新しいほうが、少し好きです。 教訓的でありながらブラックな所も、この映画のキモでしょうが、ワンカ(ウォンカ)氏の得体の知れなさも大事な要素だと思うのです。 天衣無縫のようで、額に青筋が一本ありそうな癇症を垣間見せるジョニデが、実に面白かったのです。 その点では、新作の圧勝。 ジーン・ワイルダー版は、少し変わり者に見えるだけで、わりとまとも。 「良識」がちらちらしてたような気がします。


映像的には、どちらもヘンテコでとても楽しめました。 原作の描写が細かかったのか、チョコレートの川やキャンディの花の映像はよく似ていました。 でも、新作の方がスケール感を感じたのは、技術と予算の違いでしょうか。 


ウンパ・ルンパも互角。 妙にスタイリッシュで、何もかもお見通し的ご面相で迫る新作はもちろん、オレンジの顔と白い眉の同じ顔に見えて、微妙に違う作り物めいた旧作も、どちらもシュールでキモかわいい。 歌もよし。


なんにしても、早いところ原作を読んでみねば。 時間が足りない!