ロズウェルなんか知らない / 篠田節子
おそらく日本中いたるところにあるであろう、過疎の村。 出て行った若者たちを呼び戻す仕事も未来もないところ。 2030年には人口がゼロになるといわれた駒木野町の青年会が、ない知恵を振り絞った結果起きるさまざまなこと。。。
タイプの異なる登場人物が大勢でてきて、それぞれがそれぞれらしい活躍を見せてくれて、とても楽しめました。 物語の中は、楽しめる状況じゃないんですけれど。 どたばたしていながら、真摯な想いが伝わってきます。
産業も観光資源もない村の未来は、本当にどうなっていくのでしょうか。 郵政民営化で心細い思いをしているであろう田舎の人々を想像しながら読みました。